完全無欠、失敗しない人なんて居ません。それでもやっぱり、失敗するとヘコんでしまいます。そんな時に、自分を励ましてくれる、誰かを励ますことができるかもしれない言葉を集めてみました。
失敗−
これはうまくいかない
ということを確認した成功だよ。
「成功」していないのであれば、それは「失敗」だ。私もそう考えがちなのですが、果たしてそうでしょうか?
「失敗」したから見える景色もあるはずです、「失敗」したから気づけることもあるはずです。
その「失敗」した理由を探して見つめ直すことで、学んでまた一歩進めるはずなんです。
「失敗」はあくまで「成功」までのステップに過ぎません。
挫折を経験した事がない者は
何も新しい事に挑戦したことが
無いということだ
by アルベルト・アインシュタイン(ドイツの理論物理学者)
挫折をするということは、何かにチャレンジしている証拠。
それは今までに無い、何処かへ向かっているから。
誰かが踏み固めた「安全」な道では無いから。
ミスしてもいいじゃ無いか。
それは新しいことに挑戦している勇気の証なのだから。
「負けたことがある」というのが
いつか大きな
財産になる
山王工業高校は前回、前々回とインターハイを制し、王者と言われ続けていたチーム。
それほどまでに強く、常に勝利してきた山王工業高校が、初戦で敗退した時に監督がかけた言葉。
あまりに強かったチームが負けてしまった。
でもそれは、彼らにとって大きなことだったのかもしれません。
常に勝利していると、自分たちの課題や問題点が見えにくくなってしまうものです。
もちろん彼らは「強者」を自負し、努力してきたからの「常勝」だったでしょう。
しかし「負け」を認めることで見える世界もあります。
その「財産」を手にした時彼らは、さらに強くなる確信が監督にはあった。
だからこそ監督は、チームにこの言葉を送ったのではないでしょうか。
成功の反対は失敗ではなく
「やらないこと」だ
もしあなたが何か失敗したとしましょう。
それでも失敗は、糧にできます。失敗することで得られることもあるでしょう。
しかし何もしなければ、成功はおろか、失敗もできません。
失敗しても悔やむことはないのです。
「何かしている」段階であなたは、前へ進めているのだから。
人にできて、
きみだけにできないなんてこと
あるもんか。
自分にはできないと心を閉ざしてしまうのび太に対して、ドラえもんが放った一言。
周りのみんなはできているのに、自分だけはできない...そう思ってしまうことはありませんか?
でもそんなことは無いんです。例えば周りがちょっとだけ自分より努力している、ちょっとだけ自分より観察している。そういう「ちょっとだけ」の差が生み出していることだったりします。
少しだけ立ち止まって、その「ちょっと」を探してみると、前に進むことができるかもしれません。
一つできれば万々歳だ。
一つのことしかできないなら、それを極め抜け。
善逸が人面蜘蛛の鬼と戦うシーンで窮地に陥っていた際に、師匠である桑島慈悟郎からの言葉を思い出す。善逸は一つの技しか使えなかったが、それでもこの師匠の言葉で、磨き抜いた自分の技への自信を思い出して敵を倒すことができました。
オールマイティーになんでも出来る人に、私たちは憧れます。しかし、一つのことでも何か出来るというのは、実はとても凄いことなのです。なぜなら、それを極め抜けば、誰にも真似できない唯一の技になるからです。
一歩踏み出せるなら
もう一歩も踏み出せる
往々にして、難しいのは「最初の一歩」でしょう。
しかしそれさえ踏み出せれば、もう一歩は意外と簡単に踏み出せるものです。
最初の一歩はやはり怖いけど...勇気を出して、一歩踏み出してみましょう。
そうすれば歩き出せるはずです。
「ゴールは遠いなぁ」
と、がっかりするのも
道のりです
ゴールだけを見てしまうと、遠く感じてしまうものです。
ゴールが見えているなら、そこまでの道筋も考えてみましょう。
やっぱり遠いですね、ガッカリしてしまいます。
でもそのガッカリが、スタートなのかもしれません。
ガッカリできているなら、ゴールまでの道が見えている証拠。
大変なこともあるかもしれません、最初からガッカリしちゃうかも。
それならばいっそ、その道のりも楽しんでしまいましょう!
急がば回れ、コツコツ続けていれば必ず、ゴールにたどり着くことができます。
止まりさえしなければ
どんなにゆっくりでも進めばよい
どんな事でも、止まってしまえばその先に進むことはできません。
しかし、あまりに急激に進むとそれもまた、追いつけずに止まってしまうかもしれません。
ゆっくりでもいいんです。
ゆっくりでいいので、少しずつでも進んでいれば、前に進むことができます。
小さなことでもやり続けていれば、必ず私たちの力になって、未来の糧になるでしょう。
いちばんいけないのは
じぶんなんかだめだと
思いこむことだよ
ドラえもんには片思いの猫がいて、友達になりたいものの照れて気弱になり一歩踏み出せずにいました。
そんなドラえもんに、のび太がかけてあげた言葉です。
いつもドラえもんに励まされているのび太ですが、逆にドラえもんを励ますシーンに感動したのを覚えています。
自分なんてできない、ダメだと思い込みがちです。
でも自分くらいは、自分を信じてあげないと、なかなか一歩進めないものです。
のび太はドラえもんのことを信じています。
そののび太の信じるドラえもんなんだから、勇気を出すんだ!
そんな気持ちがこもっていそうな言葉ですね。
あきらめたら
そこで試合終了ですよ
県大会決勝で勝利を諦めかけたに三井寿に、湘北高校バスケットボール部顧問の安西先生がかけた言葉。
その後三井はこの言葉を胸に、幾多の怪我にも耐えてバスケットボールを続けていきます。
とてもシンプルで、良く考えたら当たり前かもしれません。
しかし「諦める」という意味を、より噛み締めさせられる言葉です。
諦めなければ続きがあるかもしれませんが、諦めてしまえば、終わりなのです。
私もこの言葉を胸に、挑戦し続けたい。
あきらめなければ必ず道はある
必ず
トヨタグループ創業者、豊田佐吉の言葉。
様々な苦悩の中、諦めずに進んで「トヨタ」という大きな会社を作ったからこそ、より身に染みる言葉です。
どんなに状況が悪く八方塞がりに見えても、必ずどこかに突破口が用意されています。
それを見つけた時私たちは、また一歩進めるかもしれません。
うしろをふり向く必要はない
あなたの前にはいくらでも
道があるのだから
人は「完璧」な状態を求めがちです。失敗しない、間違えない、風邪をひかない...しかし人は、そういうものを経験して前に進んでいくものです。
「後悔」とは後ろを悔やむと書きます。後悔ばかりしていると、せっかくある道が見つからなくなってしまうかもしれません。そんな時は、前を向いてみましょう。
あなたの経験を経て、今まで見えなかった道も見えるようになっているかもしれません。
大丈夫、大丈夫
いつかはここを抜ける日がやってくる
吉本ばななさん著『ムーンライト・シャドウ』の一節。
この作品は、大好きな人との死別をゆっくりと受け入れてゆく物語です。
主人公は、何も起きない平坦で、むしろ枯れてゆくような日々を生きる。
いつかはここを抜ける日がやってくることを、「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせながら生きています。
そうやって生きていると彼女は、死別した恋人と一度だけ会うことができる。
ちょっとSF要素もある作品です。
失敗、挫折、別れ...そんなことが降りかかってくる人生。
それでも「大丈夫」「なんとかなる」と生きていると、いつかはそれを抜ける日が必ずやってきます。
そんな前向きにさせてくれる言葉です。
下を向いていたら
虹を見つけることは出来ないよ
by チャールズ・チャップリン(イギリスの映画監督・コメディアン)
下ばかり向いていませんか?私はよくあります...
しかし、下ばかり向いて視野が狭まってしまうと、見えるものも見えなくなってしまいます。
何かに行き詰まっていたら、息抜きをして上を向いてみましょう。
あなたの"虹"が見つかるかも。
あなたは、あなたであればいい
社会の中で生きていると、他人の求める「あなた」を演じなければならない時があります。
でも、それを演じ続けると疲れてしまうものです。
そして、本当の「あなた」を殺しながら生きていく事になってしまいます。
完全に「あなた」を演じないで生きていくのは難しいかもしれません。
それでも、素の「あなた」をみてくれる人。演じない「あなた」がいいと言ってくれる人。
「あなたは、あなたであればいい」と言ってくれる人と出会えたら、大切にしてあげてください。
それがあなたにとって、本当に必要な人かもしれません。
さあ、俺も立ち上がるかな。
まあ、もう少し坐つてゐよう。
動かなければならない時が来るまでは、慌てず騒がず待ってみる。
そのくらいでいいのです。
そしてそういう時にこそ意外と、見えるものがあるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。失敗を見つめ直し、前へ進むことができる言葉達でした。ただ最後に武者小路実篤さんの持ってきました。私は前へ進み続けることだけが強さだとは思っていません。もし今とても辛い時だったら、少し休んでみるのもいいかもしれません。